手島からの日記〜暮れの元気なごあいさつ、の巻〜

  コイケは年が開ける前に半年ぶりのお風呂に入ったよ。 どうも、こんにちは、うどん国のアイランダー広報 松原です。   島では盆と年末に、島民や、今は島外に住む島育ちの人で 島を綺麗にします。 島総出の大掃除。 港周辺や神社周りの草刈り、木の剪定、お墓周りの掃除。 朝からたくさんの草刈機が唸り、熊手で枯葉を集め、焼却の煙が島を包む。   夏の、生き生き伸びまくり、ジャングル化させようとしてるくらいの草たちとは違って、 冬にそんな大掛かりでする必要あるのかえ? と思いながらも、いつもより早く起床し、作業に向かう。   そんなこと思ってたけど、綺麗にすると、綺麗になる。 当たり前のことだけど。 少しずつ目が慣らされていた雑草も枯れ葉も、綺麗にすると気持ちがいい景色になる。 島民たちも「綺麗になったねえ」とスッキリした声で皆口にする。 今年はコロナの影響でGWも盆も、おそらく年末年始も、 島に帰って来る人が少ないけど、 こうやって、毎年毎年、毎回毎回、島を自然のまま、最低限綺麗にしている。     私は特別都会の生まれではないけど、 でも地域での密な関わりなんて殆ど経験したことのない、きっと今の多くの人たちと同じような育ちだから 正直この文化にまだ慣れていない。1年通した生活の一部というよりはイベントという感じ。 それでも、共有できるものを一つずつ一つずつ増やして、 顔を合わせたら笑ってお話しできる、一緒の場所で暮らす人になりたいなあ。    

そんなわけで

  今年の松原のブログは今回で納めです。 こうやってブログを通して、島での生活、自分の価値観を改めて考えて、形にさせてもらって 仕事という形で楽しませてもらいました! 私自身は、2020年はコロナ関係なく裏では結構散々な年でしたが (脚立から落ちたり、自転車壁にぶつけて体吹っ飛んだり、車をぶつけたり、何もないところでコケたり、虫歯が3本発見されたり、泥酔して玄関前で熟睡しちゃったり、人生で一番体調を壊したり、エトセトラエトセトラ) 振り返れば、七転び八起き いっぱい失敗して、期待に応えられなくて、いっぱい失敗して、 でも、1年前の私よりできること、気を付けることが増えたことを明確に感じています。 (一人で車を運転して好きなところに行けるようになった。食事を作る手際が格段に上がった。 人の話を最後まで中断せずに聞くことを意識できるようになった エトセトラエトセトラ)   いっぱい失敗したことを覚えているので、怖くなることもありますが、 島での生活は、本当に自分がしっかりしていないとやっていけない。 これは私にとっては「島」だった。 誰にでも新しく挑む場所に「島」はあると思う。 「島」は望まずに訪れるかもしれない。 「島」に触れることなく、なんとなく生きていける人もいる。   私は自分自身を見つめ直す「島」に出会い、今までの人生ってなんだったんだと苦渋を舐めながらも それでもよかったと思います。 いいことばっかりじゃない。 でも、結果的に1年振り返って「まあ、結果オーライかな!」と思えたのは、 ナショさんやたかむーや島民の人との関わりのおかげだと思う。     支えてもらって、突き放されて、考えて、支えてもらって。 自分にできることを精一杯考えた1年でした。   私は来年も島にいます。 いつどうなっちゃうか分からないけど、とりあえずは家を完成させるぜ。 手島からの日記を読んでくださっていた方、 今回初めて読まれた方、 ありがとうございます。 また来年、島とあなたのインターネットでお会いしましょう。     ⭐️トラストリングは12月31日〜1月3日までお休みです。  

そういえば

    良いお年を!    

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